今回は、インプラント治療について紹介します。
患者様は違う部位の治療中に「別の歯がぐらつく」ということで急患でおみえになりました。
いただくと、青矢印の部位の内側の歯がプラプラしていました。
当日はどこまで歯が割れているかの診察のために、局部麻酔をしプラプラの破折した歯を取り除きました。 取り除いてみると、かなり大きく割れているのが分かり、この歯に関しては残していく事が出来ないと判断しました。
患者様と良く相談した結果、今回はインプラント手術を行うことにしました。 術式には多種ありますが、今回は『抜歯即時埋入術』を選択しました。
まずはCTデータから手術用のガイドを作成します。
手術用のガイドを使用することによりCTでシュミレーションした部位へ正確にインプラントを埋入することができます。
インプラント手術当日は抜歯をし、インプラントを埋入し、インプラントの周りに成長因子が絡み付いたCGFを詰め、最後にCGFを膜状にしたものでインプラント全てを覆って終了しています。
成長因子が絡み付いたCGFを使用することにより、傷が早く治ります。
さらに、CGFは自分の血液から作るので安心です。
この状態で2か月から3ヶ月インプラントと骨が安定するまで待ちます。
その後、インプラント仮歯を作っていく予定です。
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