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歯周病治療










症例紹介

矯正後にインプラント治療を行ったケース

矯正後にインプラント治療を行ったケースを紹介します。
初診時年齢24歳の女性の方です。
小学生の時から、前歯が出ていることが気になっていましたが、装置が全面に出ることが嫌で治療を迷っていたそうです。今回は裏側からの矯正法を知って来院されました。
下の写真が、初診時の写真です。
上の顎に2本乳歯が残っていて 上の前歯が出っ歯になっています。
下の顎にも1本乳歯が残っています。(下の写真の緑の矢印が乳歯です)
このように、乳歯が永久歯に置き換わらず、残っている方がいらっしゃいます。
(後にはえてくるはずの永久歯が存在しなかった等の理由で)
この方のように、乳歯の生え変わりの時期を超えていてもある程度長くもつのですが、やはり乳歯はもともと「抜ける運命」にある歯なので、歯の根が短く、恐らく一生はもちません。
このようなことを考慮して、矯正の診断を行った結果、
上の顎の左右の乳歯を抜き、そのスペースを使って前歯を引っ込めることとしました。
(矯正では、スペースを作るために永久歯を何本か抜く場合がありますが、今回はその代わりに乳歯を抜くことにしました)下の顎の乳歯も、やはりこれ以上もつ状態ではなかったため、矯正後にインプラント治療を行うこととしました。

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下の写真は矯正中(インプラント埋入直後)の写真です。
上の顎に残っていた乳歯のスペースは閉じて前歯の出っ張り感はなくなっています。
下の顎では、乳歯を抜いたスペースに、インプラントを植えました。
写真はその後のものです。(下の写真、矢印部分がインプラント部です)
見えているのはインプラントのキャップの部分で、インプラントに粘膜が被らないようにしています。
幅はその後の歯の大きさを考えて約7ミリ以上を保つよう、矯正のワイヤーにオープンコイルというコイルを入れ、隙間が閉じないようにします。

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インプラントの部分は仮歯の状態で矯正治療を終了しました。
下の写真は矯正終了後の写真です。矯正治療期間は2年2ヶ月でした。

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さて、矯正治療が終わり、ここからはインプラントの最終仕上げです。
インプラント部分を最終的なかぶせ物に替えていきます。

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左の写真は、インプラントの部分の写真です。 真ん中に見えているのが、インプラント体です。(チタン製のスクリューが入っています)
右の写真は、内冠といわれる接合部を入れたところです。


矯正後にインプラント治療を行ったケース

そしてこれがインプラントの最終のかぶせ物を入れた後の写真です。
インプラント部にセラミックの被せものが入りました。
下の写真が、全ての治療が終わったときの写真です。

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1本のインプラントを用いましたが、残っていた乳歯を抜いたスペースで歯並びを整えたことにより、永久歯だけの予知性の高い安定したお口の中となりました。
矯正治療にインプラント治療を併用したことにより、最小限の侵襲で、このような結果を得ることができました。
矯正だけではなく、インプラント、一般治療、一人の患者さんのお口の中には、たくさんの種類の治療が必要になる場合があります。
それらを担当する、ドクター同士が密に連携をとることが重要だと感じさせられる、一例でもありました。


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